ブライアンのお気に入り~理想を抱いてアメリカにホームステイしたら学園のキングに目を付けられた件~
お礼はチョコ味のキスで
カザネは遠慮したらかえって失礼だと素直に喜ぶことにして
「こんなにたくさんの贈り物ありがとう。いま開けてみてもいい?」
まずは小箱に入ったイヤリングを見せてもらうことにした。
「わぁっ、可愛い! 星のイヤリングなんだね。綺麗なものはなんでも好きだけど、星かハートなら星のほうが好きだから嬉しいな」
カザネの反応に、ブライアンはホッとしたように笑いながら
「やっぱりお前は星が好きなんだな」
「やっぱりって?」
「『星に願いを』って言うだろ? 一途に夢を追いかける人には、ハートよりも星のほうが似合うから」
ブライアンの言葉に、カザネはパッと笑顔になって
「そうなんだ。確かに星って願いを叶えてくれるイメージだよね。だから私も無意識に、ハートより星が好きなのかも」
「お前の夢が叶うように願をかけといたから、たまにつけてみて」
その話を聞いたら、カザネは余計にこのプレゼントが嬉しくなって
「たまにどころか毎日つけるよ! せっかくブライアンがくれたんだから。日本じゃ校則があるから無理だけど、アメリカに居る間は毎日つけるね!」
カザネの反応に、ブライアンはちょっと照れたように笑いながら
「そっか。ありがとう。贈った甲斐があるな」
「これ、さっそくつけてみようかな?」
カザネは星のイヤリングを耳に付けてみた。ここには鏡が無いので、代わりにブライアンに
「どうかな? 変じゃない?」
「すごく似合っているよ。めちゃくちゃ可愛い」
「そっか。えへへ。ブライアンが褒めてくれるなら嬉しい」
カザネは女子力に自信が無いので、自分が可愛いとは思えない。でももし他の人に似合わないと思われても、ブライアンが可愛いと褒めてくれるなら嬉しいなと喜んで
「はじめてのイヤリングを好きな人からもらえるなんて贅沢だな。宝物にするね」
次にカザネはブライアンに勧められてチョコの箱を開けた。普通に茶色や白のチョコを想像していたのだが、実際は
「わぁっ、綺麗! このチョコ全部表面に1つずつ違う絵が描いてあるんだね。チョコって言うより小さな絵画みたいで、食べちゃうのがもったいないね」
予想外にカラフルな色彩にカザネは歓声をあげた。大げさではなく、このまま飾っておきたいほど美しい見た目のチョコだった。
「それも気に入ったみたいで良かった。味と見た目どっちを取るか迷ったけど、お前はアーティストだからビジュアル重視にしてみたんだ」
ブライアンの言葉に、カザネは満面の笑みで
「こういう見た目が華やかなチョコって、プレゼントって感じですごく嬉しい!」
生物だから無理だが、できれば宝物にしたいくらいカザネは感動した。
「せっかくだから1つ食べてみたら? ビジュアル重視で選びはしたけど、食べた感じも滑らかで甘すぎなくて美味かったよ」
「ブライアン、このチョコを食べたことがあるの?」
カザネは人にプレゼントをあげる時、ちょっといいものをあげるからこそ、自分は食べたことがなかった。しかしブライアンは
「自分は食べたことが無いものを、いきなり人にやるってリスキーじゃないか? 食べてみてマズかったらガッカリだし、ちゃんと味見をしてから買ったよ」
「偉いね、ブライアン。私だったら人にあげるお菓子でも、見た目とレビューの評価だけで決めちゃうかも」
これが通常の気配りだと誤解するカザネに、ブライアンは呆れ顔で
「俺だって他のヤツへのプレゼントならそんなもんだよ。お前にやるものだから万全を期したの」
「そ、そっか」
ブライアンはカザネのために、色々と考え時間をかけてプレゼントを選んでくれたようだ。もの自体よりも、その見えない配慮がカザネは嬉しくて
「チョコ、味も美味しい。ありがとう、ブライアン」
幸福に頬を染めて感謝を述べると、ブライアンはニッコリ笑って
「お礼はチョコ味のキスでいいよ」
そのままスッとカザネの唇を奪うと、
「んっ、ん~……。本当に口の中を舐めた……」
ブライアンに舌で口内を探られたカザネは、ショックでくたっとなった。
「こんなにたくさんの贈り物ありがとう。いま開けてみてもいい?」
まずは小箱に入ったイヤリングを見せてもらうことにした。
「わぁっ、可愛い! 星のイヤリングなんだね。綺麗なものはなんでも好きだけど、星かハートなら星のほうが好きだから嬉しいな」
カザネの反応に、ブライアンはホッとしたように笑いながら
「やっぱりお前は星が好きなんだな」
「やっぱりって?」
「『星に願いを』って言うだろ? 一途に夢を追いかける人には、ハートよりも星のほうが似合うから」
ブライアンの言葉に、カザネはパッと笑顔になって
「そうなんだ。確かに星って願いを叶えてくれるイメージだよね。だから私も無意識に、ハートより星が好きなのかも」
「お前の夢が叶うように願をかけといたから、たまにつけてみて」
その話を聞いたら、カザネは余計にこのプレゼントが嬉しくなって
「たまにどころか毎日つけるよ! せっかくブライアンがくれたんだから。日本じゃ校則があるから無理だけど、アメリカに居る間は毎日つけるね!」
カザネの反応に、ブライアンはちょっと照れたように笑いながら
「そっか。ありがとう。贈った甲斐があるな」
「これ、さっそくつけてみようかな?」
カザネは星のイヤリングを耳に付けてみた。ここには鏡が無いので、代わりにブライアンに
「どうかな? 変じゃない?」
「すごく似合っているよ。めちゃくちゃ可愛い」
「そっか。えへへ。ブライアンが褒めてくれるなら嬉しい」
カザネは女子力に自信が無いので、自分が可愛いとは思えない。でももし他の人に似合わないと思われても、ブライアンが可愛いと褒めてくれるなら嬉しいなと喜んで
「はじめてのイヤリングを好きな人からもらえるなんて贅沢だな。宝物にするね」
次にカザネはブライアンに勧められてチョコの箱を開けた。普通に茶色や白のチョコを想像していたのだが、実際は
「わぁっ、綺麗! このチョコ全部表面に1つずつ違う絵が描いてあるんだね。チョコって言うより小さな絵画みたいで、食べちゃうのがもったいないね」
予想外にカラフルな色彩にカザネは歓声をあげた。大げさではなく、このまま飾っておきたいほど美しい見た目のチョコだった。
「それも気に入ったみたいで良かった。味と見た目どっちを取るか迷ったけど、お前はアーティストだからビジュアル重視にしてみたんだ」
ブライアンの言葉に、カザネは満面の笑みで
「こういう見た目が華やかなチョコって、プレゼントって感じですごく嬉しい!」
生物だから無理だが、できれば宝物にしたいくらいカザネは感動した。
「せっかくだから1つ食べてみたら? ビジュアル重視で選びはしたけど、食べた感じも滑らかで甘すぎなくて美味かったよ」
「ブライアン、このチョコを食べたことがあるの?」
カザネは人にプレゼントをあげる時、ちょっといいものをあげるからこそ、自分は食べたことがなかった。しかしブライアンは
「自分は食べたことが無いものを、いきなり人にやるってリスキーじゃないか? 食べてみてマズかったらガッカリだし、ちゃんと味見をしてから買ったよ」
「偉いね、ブライアン。私だったら人にあげるお菓子でも、見た目とレビューの評価だけで決めちゃうかも」
これが通常の気配りだと誤解するカザネに、ブライアンは呆れ顔で
「俺だって他のヤツへのプレゼントならそんなもんだよ。お前にやるものだから万全を期したの」
「そ、そっか」
ブライアンはカザネのために、色々と考え時間をかけてプレゼントを選んでくれたようだ。もの自体よりも、その見えない配慮がカザネは嬉しくて
「チョコ、味も美味しい。ありがとう、ブライアン」
幸福に頬を染めて感謝を述べると、ブライアンはニッコリ笑って
「お礼はチョコ味のキスでいいよ」
そのままスッとカザネの唇を奪うと、
「んっ、ん~……。本当に口の中を舐めた……」
ブライアンに舌で口内を探られたカザネは、ショックでくたっとなった。