星降る夜に、あのラブソングを。
私は本当に幸せ者だ。
そう思えたのは、生まれて初めてのことで。
私なんて生きている意味が無いと思っていた。
何のために生まれて来たのか。
その意味を、何回自身に問うたことか。
だけど。
ひとりぼっちの私にも、隣に誰かが居た。
あのおじさんも。
武内先生も、そう。
私は1人で生きていけない。
いつも誰かに支えられて、助けられて生きている。
頑張って今日も、この瞬間を……生きている。