義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました

プロローグ:私、卒業します!

「とうとう作ってしまったわ……!」

 ふふ、ふふふ、と見つめる先にあるのはある魔道具。
 グラニエ伯爵家の長女として生まれた私ことフラヴィは、出来立てほやほやのその魔道具を指先でそっとつついた。

 硬く長いその魔道具はただ真っ直ぐなだけではなく少し反り返っている。
 直径は太く、片手では一周出来ない。
 また、長さも想像よりずっとあり、口には全て含めないだろう。

「パトリスってば、あんなに可愛い顔をしてこんな凶悪なモノをぶら下げていたなんて……!」

 ほぅ、と思わず熱い吐息を漏らしながらそんなことをつい呟いてしまう。
 今からコレが私のナカに挿入るのだと思うとドキリと胸が痛いくらいに跳ねた。
 伯爵令嬢でありながら魔法研究室の研究員でもある私の集大成。
 この、『大好き義弟パトリスの魔道ディルド』で私は今から処女を卒業するのである――……!
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