義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました
「逃げてなんて」
(どちらかといえば隠したつもりよ)

 ディルドをしっかり胸で挟むように両腕を抱えて固定する。
 枕へと飛び付いたままの体勢から体を起こせず、四つん這いでパトリスにお尻を向けているというこの格好はかなり恥ずかしいが、ディルドを見られて軽蔑されるよりはマシだとそう思った。の、だが。

「全然、逃げれてませんよ」
「ま、まさかバレ……ひゃっ!?」

 私のベッドに片膝をついて乗り上げたパトリスが夜着の裾をめくり、臀部を露出させる。
 そして露になった下着の上から優しく揉み始めた。

「え、な、何……」
「ここにもう誰かが触れたなんて、腸が煮えくり返るようです」
「やっ、待……! そんなとこ、触られてないからぁっ」

 もにゅもにゅと下から持ち上げるように揉まれると、パトリスが触れた部分からじわりと熱が広がりさっきよりも暑くなる。
 自分が触れてもこんな反応にはなりないのに、一体何故パトリスが触れただけでこんなに全身が火照るのか理解が出来ない。

「触られてない? だが純潔を捧げたって……」
「それは、ひゃんっ、そうだけどっ」
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