義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました
「つまり愛撫も無しに無理やり挿入だけしてきたということですか」

 まるで忌々しいとでも言わんばかりにチッと舌打ちをしたパトリスは、一気に私の下着をずり下げ肌を露出させた。

「きゃああっ!」
「いくら叫んでも助けは来ませんよ、防音になってますからね」
「あっ、ちがっ、やぁあっ」
「凄い、フラヴィ姉様の愛液で既にテラテラとしています」
「あぁあっ」

 まるで観察するように視姦されたと思ったら、私の滴った愛液を指先で掬い戻すようにくちゅりと蜜壺へと挿入される。
 彼の指が浅いところを擦り、私は堪らず嬌声を上げた。

(どうして? パトリスが触れたところが全部熱いわ……!)
「魔法薬の効果は凄まじいですね、少し触れただけでこんなに乱れるなんて」
「魔法、薬……?」

 感心したように呟かれたその言葉を思わず聞き返してしまう。
 魔法薬とは、まさかパトリスが持ってきてくれた閨用の鎮痛剤のことだろうか?

「えぇ、さっき飲んだでしょう。あれは痛みを軽減する他、感度を高める効果もあるんです」
「感度を?」

 まさかそんな、と否定しようとしたが、可能性は十分あり得る。
< 16 / 29 >

この作品をシェア

pagetop