義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました
 薬の効果もあるのか昨日のような痛みはなく、ばちゅばちゅと奥を突かれる度に快感が溢れた。
 口の中にパトリスのディルドが入れられているせいで閉じられず、口の端から唾液が伝う。
 伝ったその一滴を指先で掬ったパトリスが、見せつけるように舐めてにこりと口角を上げた。

「ははっ、また締まった」
「ッ、――ッ!」

 笑いながら奥まで勢いよくばちゅんと貫かれ、私から声なき声が上がる。
 何度も肌と肌がぶつかり合い、パンパンと乾いた音とぢゅぷ、という淫靡な音が混ざって響く。

 快感が溢れそうになったその時、私の口内からパトリスのディルドが引き抜かれ、噛み付くように口付けられた。
 
 深く重なった唇、混ざるように絡められた舌。 
 そしてもうこれ以上深く挿入らないのに、もっと奥を求めて捩じ込まれるディルドではない本物のおちんちん。
 繰り返し与えられる快感で下りてきていた子宮口の入り口を、抉じ開けるように更に深く貫いた彼のソレが私のナカでびゅくりと震え、じわりと私の奥に熱が広がる。

 パトリスの劣情が奥で放たれたことを感じ、私の胸の奥もじわりと温かいものが広がるようだった。
< 27 / 29 >

この作品をシェア

pagetop