義弟ディルドで処女喪失したらブチギレた義弟に襲われました
(何故か弟と紹介すると少し不満そうな顔をするんだけど)
養子になった後も素直で可愛いパトリスは、いつの間にか肉付きも良くなりほどよく筋肉も引き締まった美青年になった。
誰もが振り向くその艶やかなオレンジがかった金髪が陽に輝き、憂いを帯びた碧眼を縁取る長い睫毛が妖艶に揺れる様は思わず見惚れてしまう。
そして気付いてしまったのだ、私の中の禁断の想いに。
――パトリスが、好き。
だが血は繋がっていなくとも、私たちは姉弟になったのだ。
パトリスにとってはやっと出来た家族。
そんな相手からこんな想いを向けられていると知ったら、きっとショックを受けるだろう。
「でも、せめて私のハジメテは貴方がいいの」
いつか私も誰かと結婚する日が来るだろう。
魔力が少なく研究ばかりの変わり者令嬢を好んで娶る人はいないかもしれないが、それでも伯爵家。
家と繋がりを持ちたい人はいるだろう。
そして私ももう二十四になったのだから、そんな未来はすぐそこまで迫っているかもしれない。
だからこそ、せめてハジメテの相手は心から愛する人がいい。
養子になった後も素直で可愛いパトリスは、いつの間にか肉付きも良くなりほどよく筋肉も引き締まった美青年になった。
誰もが振り向くその艶やかなオレンジがかった金髪が陽に輝き、憂いを帯びた碧眼を縁取る長い睫毛が妖艶に揺れる様は思わず見惚れてしまう。
そして気付いてしまったのだ、私の中の禁断の想いに。
――パトリスが、好き。
だが血は繋がっていなくとも、私たちは姉弟になったのだ。
パトリスにとってはやっと出来た家族。
そんな相手からこんな想いを向けられていると知ったら、きっとショックを受けるだろう。
「でも、せめて私のハジメテは貴方がいいの」
いつか私も誰かと結婚する日が来るだろう。
魔力が少なく研究ばかりの変わり者令嬢を好んで娶る人はいないかもしれないが、それでも伯爵家。
家と繋がりを持ちたい人はいるだろう。
そして私ももう二十四になったのだから、そんな未来はすぐそこまで迫っているかもしれない。
だからこそ、せめてハジメテの相手は心から愛する人がいい。