あの人との甘い夏
夏祭り
放課後
「なぁ、菜々」
「んー?」
私は名前を呼ばれてすぐに返事をした。
「今度の夏祭り2人で一緒に行かね?」
「へ?夏祭り?」
私は急な誘いにびっくりした。
「そう、夏祭り。この間言ったろ?俺の行きたいところに今度は行こうって」
「確かに言ったけどなんで夏祭り?」
私は不思議で不思議でたまらなかった。なんで琉生は夏祭りに行きたいと言ったのだろうか。
「今度の夏祭り花火も上がるんだってさ!だから菜々に見せてあげたくて」
私は病気ばかりで花火を見たのは小さい頃に1回だけだった。
「花火かぁ、みたい。夏祭り行く!」
私は嬉しくて即答してしまった。
「よっしゃ、じゃあ今度の日曜、駅前に5時集合な」
「うん!」
琉生と夏祭り、楽しみだなぁ。
日曜日、私はとっても楽しみでお母さんに浴衣を着せてもらった。
「わぁ、すごい!お母さんありがとう!」
「ふふ、喜んでくれて良かった。夏祭り楽しんできてね!」
「うん!お母さん、いってきます!」
「いってらっしゃい、気をつけてね!」
私は嬉しくてルンルンで家を出た。
「琉生ー!!」
私より先に琉生が着いていた。
「菜々?!」
琉生は私を見てとてもびっくりしていた。
「琉生、なんでそんなにびっくりしてるの?」
「浴衣着てくるなんて聞いてねぇし」
「可愛すぎんだろ((ボソッ」
琉生は顔が赤くなっていた。
「琉生、顔赤くなってるよ?大丈夫?」
私は心配で聞いてみた。
「それは菜々のせいだろうが…」
「え?なにー?聞こえなかったからもう1回言ってくれない?」
「っ//…なんでもねぇよ…」
「ならいいけど…」
「っ//夏祭り行くぞっ//」
「うん!」
私たちは2人で夏祭り会場に向かった。
夏祭り会場についた。
「わぁ!たくさん人がいる!」
私は夏祭りというものが初めてで、子供のようにはしゃいだ。
「菜々に喜んでもらえて良かった!」
「あ…、流生ごめんね!はしゃいじゃって…」
「いいよ、全然!はしゃいでくれて嬉しい」
流生はにこっと笑ってそう言った。
「ありがとう!」
私が流生に元気な笑顔でそう言うと、流生は私から目を逸らし「…ぉぅ」と小さめな声で返された。
私はその時どうしたのだろうと、心配になり顔を見上げると、少し耳が赤く染まっている流生がいた。
「…もしかして、照れてるの、?」
私はそう聞いた。
「…さぁ?どうだろうね」
流生は私からの質問に答えるのではなく、また疑問形で返された。
「…流生のケチ」
「ケチってなんだ!ケチって!」
流生は、急に後ろを振り返って私を見てそう言った。
聞こえてたんだ、と私は心の中で思い、また歩き始めた。
「そういえば、菜々って、屋台の食べ物食ったことある?」
流生に急に尋ねられた。
「…食べたことないかも」
私は昔の記憶を辿りながらそう言った。
私は昔からみんなと違って体が弱かったため、外に出ることはあまりしなかった。
でも、今でははしゃげるような体になった。
「じゃあ、リンゴ飴食うか?」
流生は急に立ち止まり、目の前にあるリンゴ飴屋さんに指をさし、そう言った。
「リンゴ飴、美味しそう…」
「じゃあ、買うか!俺の奢りな!」
流生はそういうと、「買ってくる」と言い、財布を取り出し、買いに行った。
「はい、リンゴ飴!」
流生は私にそう言い、リンゴ飴をつきだした。
「…お、美味しそう…!」
「だろ!」
私は思いっきりリンゴ飴を食べた。
パリッと飴が砕かれる音がし、リンゴ飴の甘い匂いに包まれる。
「美味しいっ!」
私は目をキラキラと輝かせながらそう言った。
すると、流生は「良かった」と言い、流生もリンゴ飴を食べていた。
「なぁ、菜々」
「んー?」
私は名前を呼ばれてすぐに返事をした。
「今度の夏祭り2人で一緒に行かね?」
「へ?夏祭り?」
私は急な誘いにびっくりした。
「そう、夏祭り。この間言ったろ?俺の行きたいところに今度は行こうって」
「確かに言ったけどなんで夏祭り?」
私は不思議で不思議でたまらなかった。なんで琉生は夏祭りに行きたいと言ったのだろうか。
「今度の夏祭り花火も上がるんだってさ!だから菜々に見せてあげたくて」
私は病気ばかりで花火を見たのは小さい頃に1回だけだった。
「花火かぁ、みたい。夏祭り行く!」
私は嬉しくて即答してしまった。
「よっしゃ、じゃあ今度の日曜、駅前に5時集合な」
「うん!」
琉生と夏祭り、楽しみだなぁ。
日曜日、私はとっても楽しみでお母さんに浴衣を着せてもらった。
「わぁ、すごい!お母さんありがとう!」
「ふふ、喜んでくれて良かった。夏祭り楽しんできてね!」
「うん!お母さん、いってきます!」
「いってらっしゃい、気をつけてね!」
私は嬉しくてルンルンで家を出た。
「琉生ー!!」
私より先に琉生が着いていた。
「菜々?!」
琉生は私を見てとてもびっくりしていた。
「琉生、なんでそんなにびっくりしてるの?」
「浴衣着てくるなんて聞いてねぇし」
「可愛すぎんだろ((ボソッ」
琉生は顔が赤くなっていた。
「琉生、顔赤くなってるよ?大丈夫?」
私は心配で聞いてみた。
「それは菜々のせいだろうが…」
「え?なにー?聞こえなかったからもう1回言ってくれない?」
「っ//…なんでもねぇよ…」
「ならいいけど…」
「っ//夏祭り行くぞっ//」
「うん!」
私たちは2人で夏祭り会場に向かった。
夏祭り会場についた。
「わぁ!たくさん人がいる!」
私は夏祭りというものが初めてで、子供のようにはしゃいだ。
「菜々に喜んでもらえて良かった!」
「あ…、流生ごめんね!はしゃいじゃって…」
「いいよ、全然!はしゃいでくれて嬉しい」
流生はにこっと笑ってそう言った。
「ありがとう!」
私が流生に元気な笑顔でそう言うと、流生は私から目を逸らし「…ぉぅ」と小さめな声で返された。
私はその時どうしたのだろうと、心配になり顔を見上げると、少し耳が赤く染まっている流生がいた。
「…もしかして、照れてるの、?」
私はそう聞いた。
「…さぁ?どうだろうね」
流生は私からの質問に答えるのではなく、また疑問形で返された。
「…流生のケチ」
「ケチってなんだ!ケチって!」
流生は、急に後ろを振り返って私を見てそう言った。
聞こえてたんだ、と私は心の中で思い、また歩き始めた。
「そういえば、菜々って、屋台の食べ物食ったことある?」
流生に急に尋ねられた。
「…食べたことないかも」
私は昔の記憶を辿りながらそう言った。
私は昔からみんなと違って体が弱かったため、外に出ることはあまりしなかった。
でも、今でははしゃげるような体になった。
「じゃあ、リンゴ飴食うか?」
流生は急に立ち止まり、目の前にあるリンゴ飴屋さんに指をさし、そう言った。
「リンゴ飴、美味しそう…」
「じゃあ、買うか!俺の奢りな!」
流生はそういうと、「買ってくる」と言い、財布を取り出し、買いに行った。
「はい、リンゴ飴!」
流生は私にそう言い、リンゴ飴をつきだした。
「…お、美味しそう…!」
「だろ!」
私は思いっきりリンゴ飴を食べた。
パリッと飴が砕かれる音がし、リンゴ飴の甘い匂いに包まれる。
「美味しいっ!」
私は目をキラキラと輝かせながらそう言った。
すると、流生は「良かった」と言い、流生もリンゴ飴を食べていた。