📚 本に恋して 📚 第七回:『心の窓』 沢木耕太郎著
②『心奪われて』
(ニューヨーク郊外の小さな駅でのひとコマ)
木のベンチに座った若い女性が本を熱心に読んでいます。
冬でしょうか、しっかり着込んで、白いニット帽を目深に被っています。
足元にはトラベルバッグが置かれていて、周りには誰もいません。
その中で、脇目も振らずという感じで読書に没頭しているのです。
最近、駅や電車で本を読んでいる人を見かけなくなりました。
ほとんどの人がスマホに夢中になっているからです。
というより、スマホにお守りされているように思います。
中にはネットで小説を読んでいる人もいるかもしれませんが、多くの人はメールやゲーム、動画に夢中になっています。
お気に入りの本を持って旅行に行こう、というのは時代遅れなのでしょうか。
でも、この写真を見ていると、夢中になって本を読む若い人もいるのだなと、なんだかホッとしたような気持ちになります。
著者は、駅のベンチで心を奪われるように本を読む女性に、しばし、心を奪われたようですが、私も同じ気持ちになりました。
いつまでも本を読む習慣が続きますように。
思わず、そんなことを呟いていました。
(ニューヨーク郊外の小さな駅でのひとコマ)
木のベンチに座った若い女性が本を熱心に読んでいます。
冬でしょうか、しっかり着込んで、白いニット帽を目深に被っています。
足元にはトラベルバッグが置かれていて、周りには誰もいません。
その中で、脇目も振らずという感じで読書に没頭しているのです。
最近、駅や電車で本を読んでいる人を見かけなくなりました。
ほとんどの人がスマホに夢中になっているからです。
というより、スマホにお守りされているように思います。
中にはネットで小説を読んでいる人もいるかもしれませんが、多くの人はメールやゲーム、動画に夢中になっています。
お気に入りの本を持って旅行に行こう、というのは時代遅れなのでしょうか。
でも、この写真を見ていると、夢中になって本を読む若い人もいるのだなと、なんだかホッとしたような気持ちになります。
著者は、駅のベンチで心を奪われるように本を読む女性に、しばし、心を奪われたようですが、私も同じ気持ちになりました。
いつまでも本を読む習慣が続きますように。
思わず、そんなことを呟いていました。