危険な若をあやしてます!〜溺愛度MAX⁈〜

〜彼との生活〜

「うっ、うん」
頭がぼんやりする…見覚えのない天井をみた瞬間目が覚めた。ここ…どこ?
「起きたか…ここは阿蔵組の事務所だ」
「え…」
え、えぇ〜じ、じ、事務所?な何が起こってるの?
そうだ…借金の代わりにこの人と結婚しなきゃなんだ…
「ああの…」
名前を聞きたくて小声で呼ぶ。
「お名前を…」
「あ?俺か?」
あ、圧がすごい…
「俺は阿蔵魏斗(あそう ぎと)だ。」
阿蔵魏斗…ぜ、贅沢な名だ…
((ん?なんかどっかで聞いた覚えが…))
「あの…阿蔵さん」
「これから苗字が一緒になるんだ。その呼び方はおかしいだろ」
ああぁぁぁぁぁぁぁ!言えるわけねーだろ!ヤクザの若だぞ。殺されるわ!!!!!!…とは言え言わなかったらと考えると…っっっ!
「ぎ、魏斗さん?」
流石に呼び捨てはできないのでさん付けで呼ぶ
「魏斗でいい」
や〜〜〜!い・え・る・わ・け・な・い・だ・ろ!
こいつ俺を殺す気か!あームカつく…でもここでいらついたら負けだと思い、軽く流す
「ぎ、魏斗?」
「ん」
魏斗…さん?は満足したように部屋を出た。
「はぁぁ。」
溜まってた疲れが一気にきた…意味わかんない…親父の借金の代わりにヤクザと結婚⁈…今思うと大変な事だ…
それから始まった彼との生活。
最近気づいたが、彼…じゃない、魏斗は礼儀正しく、上品だ。…と言うのも外行だけで家…と言うか屋敷(?)では、あぐらをかいて座っている。外行の笑顔ももちろんなし
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