マフィアの弾丸 II
・・・・・・なんて簡素な、事務的なLINE。
望んだワケでもないのにLINEを交換させられ。
行く、行かない、とも選択肢を与えずパーティーに強制参加。
(……行き、たく、…ない)
そうは思えど今になって、撤回は効かないだろうことも予測の範疇。
不承不承、朝から身支度を整えるべくとりあえず、私服に着替え。
階下に下りてキッチンに赴けば母さんが、お米を研ぎながら「あら、今日は早いのね」と。
いつもの笑顔でいたので、
私も安堵しつつ
「…今日ちょっと、出かけるよ。夜まで」────そう口にして、隣り合わせに立ち朝ご飯の準備に取りかかった。