玉響の一花 あなたにもう一度恋を 三
花香
「‥‥‥緊張なのか、憧れの国に、
今自分がいることが不思議というか
‥‥でもやっぱり緊張はしてます。」
運転をする元輝さんが面白そうに
笑っているのにつられて私も筒井さんも
笑ってしまう
『楽しまないと損だぞ?』
「はい‥‥そうですね。」
車窓から見える見たことのない雰囲気に
心臓の音だけがずっといつもよりも
早く動いていたけれど、見えないところで握ってくれていた手の温もりのおかげで、穏やかな気持ちになれていた。
遂に来たんだ‥‥
フランスに‥‥
車窓から見える景色がどんどん変わり、
建物一つでも日本とは違って、壁や
窓枠などもとても可愛い
「パリに近いのに東京と違って高層
マンションや高層ビルがない気がする
のは気のせいですか?」
『ああ、歴史的建造物が多いから、
建物の高さに制限があったり
するんだよ。西部の方に行けば、
高いビルが集まってる場所もあるし、
パリ全体が一望できる高いタワービル
もあることにはあるよ。』
そうなんだ‥‥
街中に差し掛かると、白い建物が
両側を連ね、時々鮮やかな赤や
ロイヤルブルーの外装がある程度で
やっぱり白が多くて素敵だ‥‥
まるで高さを合わせたかのような
美しい建物は一つの芸術にも感じる
『2人とも1週間の滞在?』
『一応移動を抜けば5日だな。
明日と明後日の2日間は
パーティーで、今日と残りの2日は
ゆっくり2人で観光でもするよ。』
『そっか。バタバタだけど、井崎さんも
楽しんでね。オリヴィアも
楽しみにしてたから、良かったら
お茶でもしてあげて?』
「はい、勿論です。」
まだ私がここに異動することは
知らされていない為、事前報告は
出来ないから、その時が来たらまた
改めて挨拶させてもらおう‥‥
元輝さんとカフェでお茶をしてから、
筒井さんとホテルに行くと、スムーズに
フランス語でチェックインをしてくれ
2人で部屋に向かった。
「それじゃあ筒井さん、私の部屋の
鍵をください。」
筒井さんが泊まるであろう部屋の前で
鍵を取り出すと、口角をあげて笑い、
部屋の鍵を開けた。
『入って』
「えっ?ここが私の部屋ですか?
ありがとうございます。」
重いスーツケースを2つガラガラと
押しながらドアを支えてくれている
筒井さんにお礼を伝えて部屋の中に
入った。
今自分がいることが不思議というか
‥‥でもやっぱり緊張はしてます。」
運転をする元輝さんが面白そうに
笑っているのにつられて私も筒井さんも
笑ってしまう
『楽しまないと損だぞ?』
「はい‥‥そうですね。」
車窓から見える見たことのない雰囲気に
心臓の音だけがずっといつもよりも
早く動いていたけれど、見えないところで握ってくれていた手の温もりのおかげで、穏やかな気持ちになれていた。
遂に来たんだ‥‥
フランスに‥‥
車窓から見える景色がどんどん変わり、
建物一つでも日本とは違って、壁や
窓枠などもとても可愛い
「パリに近いのに東京と違って高層
マンションや高層ビルがない気がする
のは気のせいですか?」
『ああ、歴史的建造物が多いから、
建物の高さに制限があったり
するんだよ。西部の方に行けば、
高いビルが集まってる場所もあるし、
パリ全体が一望できる高いタワービル
もあることにはあるよ。』
そうなんだ‥‥
街中に差し掛かると、白い建物が
両側を連ね、時々鮮やかな赤や
ロイヤルブルーの外装がある程度で
やっぱり白が多くて素敵だ‥‥
まるで高さを合わせたかのような
美しい建物は一つの芸術にも感じる
『2人とも1週間の滞在?』
『一応移動を抜けば5日だな。
明日と明後日の2日間は
パーティーで、今日と残りの2日は
ゆっくり2人で観光でもするよ。』
『そっか。バタバタだけど、井崎さんも
楽しんでね。オリヴィアも
楽しみにしてたから、良かったら
お茶でもしてあげて?』
「はい、勿論です。」
まだ私がここに異動することは
知らされていない為、事前報告は
出来ないから、その時が来たらまた
改めて挨拶させてもらおう‥‥
元輝さんとカフェでお茶をしてから、
筒井さんとホテルに行くと、スムーズに
フランス語でチェックインをしてくれ
2人で部屋に向かった。
「それじゃあ筒井さん、私の部屋の
鍵をください。」
筒井さんが泊まるであろう部屋の前で
鍵を取り出すと、口角をあげて笑い、
部屋の鍵を開けた。
『入って』
「えっ?ここが私の部屋ですか?
ありがとうございます。」
重いスーツケースを2つガラガラと
押しながらドアを支えてくれている
筒井さんにお礼を伝えて部屋の中に
入った。