玉響の一花 あなたにもう一度恋を 三
一度ホテルに戻って着替えた後、
タクシーに乗りご飯に行くことになり、
筒井さんの腕にしっかりと掴まり
連れて行かれた場所に思わず笑みが
溢れた。
『フッ‥そんな顔して‥嬉しいのか?』
「は、はい!こっちにもあるんですね?
‥‥ビックリしました。」
筒井さんがタクシーの運転手さんに
メモを渡していたことは知ってたけど、
何処に行くかは分からないままだった
から、まさかの出立ちに驚くとともに
嬉しくもなった
『寒い日はオシャレなフレンチより、
やっぱりラーメンだよな。』
日本でも有名なラーメン店をまさかの
フランスで食べられるなんて感動‥
真っ黒な外観に暖簾と提灯の灯りが
日本らしさを残しつつも、店内は
現地の方でも馴染みやすいオシャレな
内装だった。
「日本語表記もあって、なんだか
すごくホッとします。
滉一さんもよく来てましたか?」
店内は週末だからか、とても混んで
賑わっているので少し待ったけど、
流石ラーメン店は回転が早い。
『よく来てたよ。ここには白いご飯が
あるからな。』
白米大好きな筒井さんだから、
嬉しいに決まってるよね‥‥。
私もほっこりしたい時はここに来よう。
2人で別々の味を頼み、筒井さんは勿論
替え玉も追加。
餃子や豆腐サラダなどもあり美味しくて
箸が止まらずお腹も心も満たされた。
『体が冷えてるから、バスタブにお湯を
溜めて温まったらお湯を抜いて
シャワーにするといい。
寒いと疲れが取れないから、
ゆっくり入っておいで。』
「はい、ありがとうございます。」
ホテルでビールのプルトップを開けて
リラックスする筒井さんより先に
ありがたくお風呂に行かせていただき、
乾燥しないようにボディケアを
入念にしていた
明日、挽回出来るかな‥‥
今日の数時間でも、かなり
コミュニケーションをとることの
難しさや、現地のフランス語の早さや
イントネーションの違いなどに
少し苦戦してしまっていた
相手は話せる前提で話しかけて来るから
当然だけど、落ち着いて聞き取らないと
単語を何個も聞き逃してしまう
『どうした?』
「えっ?‥‥あ‥‥明日の戦略を
練ってました。」
『戦略?』
「はい。今日1日で本場の方との話が
聞き取れないことも多くて、限られた
日にちでなるべく沢山お話しできる
ように頑張りたいなって。」
温かいブランケットを肩からかけて
くれた筒井さんが隣に座ると、
いつの間にいれてくれていたのか
温かいココアが入ったカップを
目の前に置いてくれた。
タクシーに乗りご飯に行くことになり、
筒井さんの腕にしっかりと掴まり
連れて行かれた場所に思わず笑みが
溢れた。
『フッ‥そんな顔して‥嬉しいのか?』
「は、はい!こっちにもあるんですね?
‥‥ビックリしました。」
筒井さんがタクシーの運転手さんに
メモを渡していたことは知ってたけど、
何処に行くかは分からないままだった
から、まさかの出立ちに驚くとともに
嬉しくもなった
『寒い日はオシャレなフレンチより、
やっぱりラーメンだよな。』
日本でも有名なラーメン店をまさかの
フランスで食べられるなんて感動‥
真っ黒な外観に暖簾と提灯の灯りが
日本らしさを残しつつも、店内は
現地の方でも馴染みやすいオシャレな
内装だった。
「日本語表記もあって、なんだか
すごくホッとします。
滉一さんもよく来てましたか?」
店内は週末だからか、とても混んで
賑わっているので少し待ったけど、
流石ラーメン店は回転が早い。
『よく来てたよ。ここには白いご飯が
あるからな。』
白米大好きな筒井さんだから、
嬉しいに決まってるよね‥‥。
私もほっこりしたい時はここに来よう。
2人で別々の味を頼み、筒井さんは勿論
替え玉も追加。
餃子や豆腐サラダなどもあり美味しくて
箸が止まらずお腹も心も満たされた。
『体が冷えてるから、バスタブにお湯を
溜めて温まったらお湯を抜いて
シャワーにするといい。
寒いと疲れが取れないから、
ゆっくり入っておいで。』
「はい、ありがとうございます。」
ホテルでビールのプルトップを開けて
リラックスする筒井さんより先に
ありがたくお風呂に行かせていただき、
乾燥しないようにボディケアを
入念にしていた
明日、挽回出来るかな‥‥
今日の数時間でも、かなり
コミュニケーションをとることの
難しさや、現地のフランス語の早さや
イントネーションの違いなどに
少し苦戦してしまっていた
相手は話せる前提で話しかけて来るから
当然だけど、落ち着いて聞き取らないと
単語を何個も聞き逃してしまう
『どうした?』
「えっ?‥‥あ‥‥明日の戦略を
練ってました。」
『戦略?』
「はい。今日1日で本場の方との話が
聞き取れないことも多くて、限られた
日にちでなるべく沢山お話しできる
ように頑張りたいなって。」
温かいブランケットを肩からかけて
くれた筒井さんが隣に座ると、
いつの間にいれてくれていたのか
温かいココアが入ったカップを
目の前に置いてくれた。