玉響の一花 あなたにもう一度恋を 三
『フッ‥‥上まで一緒に行くから。』
えっ?
聞き返すことも出来ずに、そのまま3人
で最上階まで乗り、私とジョシュ様が
降りる間ドアを開けてくれていたので
頭を下げた
『それじゃ、お疲れ様です。』
「えっ?‥あ、はい‥お疲れ様です」
笑顔の筒井さんにハッとしたけど
もう遅く、扉が閉まってしまう
筒井さん‥‥きっとここに用事なんて
なかったのに、私のために着いてきて
くれたんだと思う‥‥
顔にも言葉にも出してないけど、
敏感な筒井さんのことだから、
2人きりにならないようにしてくれた
気がする
帰ったらお礼しないとな‥‥
『Kasumi? Qui est cette personne?Il semblait que tu étais proche.』
(霞、彼は誰なんだい?君ととても
親そうに見えたけど。)
えっ!?
肩に置かれた手にビクッとしてしまい、
慌てて頭を下げる。
ご案内中にも関わらず、筒井さんの事を
考えてしまうなんて‥‥プロ意識が
足りてない。
「Il travaille dans les ressources humaines et c'est un patron que je respecte. Désolé de vous avoir fait attendre. Je vais vous faire visiter.」
(彼は人事で働いていて、尊敬する上司です。お待たせしてすみません。ご案内致しますね。)
『Hmm... c'est vrai.』
(へぇ‥‥そうなんだ。)
エレベーターの方を見ていたジョシュ様が気になったけど、
秘書課の方に挨拶を済ませると、
ジョシュ様とその場で別れた。
「すみません、大丈夫でしたか?」
受付に戻るとちょうどまた内線が
鳴り響いたので、挨拶もそこそこに
呼吸を整えると受話器を取った。
「お疲れ様です。受付の井崎です。」
『(お疲れ様です。人事の筒井ですが
今大丈夫ですか?)』
筒井さん!!
今さっき会ったばかりなのに、あの
さりげない優しさの後に声が聞けるなんて幸せ過ぎる‥‥
「はい、大丈夫です。」
『(今日の勤務後、人事まで
来てもらえますか?)』
「えっ?人事ですか?‥はい、勿論
大丈夫です。」
『(では就業後次第で構いませんので
よろしくお願いします。)』
えっ?
聞き返すことも出来ずに、そのまま3人
で最上階まで乗り、私とジョシュ様が
降りる間ドアを開けてくれていたので
頭を下げた
『それじゃ、お疲れ様です。』
「えっ?‥あ、はい‥お疲れ様です」
笑顔の筒井さんにハッとしたけど
もう遅く、扉が閉まってしまう
筒井さん‥‥きっとここに用事なんて
なかったのに、私のために着いてきて
くれたんだと思う‥‥
顔にも言葉にも出してないけど、
敏感な筒井さんのことだから、
2人きりにならないようにしてくれた
気がする
帰ったらお礼しないとな‥‥
『Kasumi? Qui est cette personne?Il semblait que tu étais proche.』
(霞、彼は誰なんだい?君ととても
親そうに見えたけど。)
えっ!?
肩に置かれた手にビクッとしてしまい、
慌てて頭を下げる。
ご案内中にも関わらず、筒井さんの事を
考えてしまうなんて‥‥プロ意識が
足りてない。
「Il travaille dans les ressources humaines et c'est un patron que je respecte. Désolé de vous avoir fait attendre. Je vais vous faire visiter.」
(彼は人事で働いていて、尊敬する上司です。お待たせしてすみません。ご案内致しますね。)
『Hmm... c'est vrai.』
(へぇ‥‥そうなんだ。)
エレベーターの方を見ていたジョシュ様が気になったけど、
秘書課の方に挨拶を済ませると、
ジョシュ様とその場で別れた。
「すみません、大丈夫でしたか?」
受付に戻るとちょうどまた内線が
鳴り響いたので、挨拶もそこそこに
呼吸を整えると受話器を取った。
「お疲れ様です。受付の井崎です。」
『(お疲れ様です。人事の筒井ですが
今大丈夫ですか?)』
筒井さん!!
今さっき会ったばかりなのに、あの
さりげない優しさの後に声が聞けるなんて幸せ過ぎる‥‥
「はい、大丈夫です。」
『(今日の勤務後、人事まで
来てもらえますか?)』
「えっ?人事ですか?‥はい、勿論
大丈夫です。」
『(では就業後次第で構いませんので
よろしくお願いします。)』