人探しをしていたはずなのに、優しすぎるエリート自衛官に溺愛されています
【2章 自衛官の彼に芽生えた気持ち】
1 二度目のデート
デートの翌朝、羽田さんから昨日のお礼メッセージが届いていた。それに手短に返信して、私は仕事に行く支度をした。
週の頭だが、なんとなく心が軽い。
「芽郁せんぱーい!」
職場に着くと、珍しく先に出勤していた鈴華に声をかけられた。
「デート、どうでした?」
いきなりのどストレートな質問に、私はどきりと肩を揺らした。
「その反応、何かありましたね?」
鈴華はニヤリと笑って、「春ですね♡」と私の肩を小突く。
「別に、私は恋がしたいわけじゃないの」
自分に言い聞かせるためにもそう言ったけれど、鈴華は「またまた〜」とニヤニヤするばかり。
「人恋しい季節ですし、照れなくたっていいんですよ? 先輩!」
「はいはい、始業時間だから後でね」
そのときはそうあしらったのだけれど、鈴華がこの話題に食いつかないわけがない。終業後、鈴華と飲みがてら何があったかを話すことになり、私はそわそわしながら仕事を終えた。
週の頭だが、なんとなく心が軽い。
「芽郁せんぱーい!」
職場に着くと、珍しく先に出勤していた鈴華に声をかけられた。
「デート、どうでした?」
いきなりのどストレートな質問に、私はどきりと肩を揺らした。
「その反応、何かありましたね?」
鈴華はニヤリと笑って、「春ですね♡」と私の肩を小突く。
「別に、私は恋がしたいわけじゃないの」
自分に言い聞かせるためにもそう言ったけれど、鈴華は「またまた〜」とニヤニヤするばかり。
「人恋しい季節ですし、照れなくたっていいんですよ? 先輩!」
「はいはい、始業時間だから後でね」
そのときはそうあしらったのだけれど、鈴華がこの話題に食いつかないわけがない。終業後、鈴華と飲みがてら何があったかを話すことになり、私はそわそわしながら仕事を終えた。