人探しをしていたはずなのに、優しすぎるエリート自衛官に溺愛されています
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私の指輪に目ざとく気づいた鈴華に質問攻めにされながら、今日の仕事を終える。
気合を入れて帰宅すると、玄関の鍵は既に開いていた。玄関を入ると勇朔さんの部屋から灯りがもれていて、勇朔さんが先に帰宅しているのだと分かった。
ノックすると、すぐに彼の部屋の扉が開く。
「芽郁さん、おかえりなさい」
彼は爽やかに笑って、そう言った。そんな彼の額には汗が滲んでいる。
真冬にも関わらず半袖のTシャツ姿の彼の向こう、部屋の中にはダンベルやハンドグリップが並び、ベッドの横にはトレーニング用なのか大きなマットもある。そしてその隣には、高すぎる鉄棒らしきものも置いてあった。
私の指輪に目ざとく気づいた鈴華に質問攻めにされながら、今日の仕事を終える。
気合を入れて帰宅すると、玄関の鍵は既に開いていた。玄関を入ると勇朔さんの部屋から灯りがもれていて、勇朔さんが先に帰宅しているのだと分かった。
ノックすると、すぐに彼の部屋の扉が開く。
「芽郁さん、おかえりなさい」
彼は爽やかに笑って、そう言った。そんな彼の額には汗が滲んでいる。
真冬にも関わらず半袖のTシャツ姿の彼の向こう、部屋の中にはダンベルやハンドグリップが並び、ベッドの横にはトレーニング用なのか大きなマットもある。そしてその隣には、高すぎる鉄棒らしきものも置いてあった。