人探しをしていたはずなのに、優しすぎるエリート自衛官に溺愛されています

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　日曜日。朝起きると、私はクローゼットからワンピースを取り出した。
　もうすぐ来る春をイメージした、水色の花柄のワンピースだ。足元にブーツを合わせれば、寒くはないだろう。

　早速着替えて髪も整えリビングへ向かうと、いつも通り勇朔さんは朝食を準備してくれていた。

「おはようございます。今日は雰囲気が違いますね」

「デート、なので」

　言いながら照れてしまい、そっぽを向く。ちらっと勇朔さんを振り向くと、いつもどおりに優しく微笑んでいた。