モテ王子とのルームシェア、お断りします
2人で足を揃えて、校門を出る。



もう6時過ぎだ。



日野くんと話をしながら作業してたからすぐに感じたけどちゃんと時間は過ぎていた。



「鈴原さん、家どっち?」



「こっち」



「あ、僕こっちだ」



日野くんが指したのは逆方向。



「じゃあここで」



ばいばい、また明日、と言おうとした時。



「送ってくよ」



日野くんがそんなことを言った。


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