モテ王子とのルームシェア、お断りします
万が一、渚くんと出くわしたらなんて考えたら体がゾクゾクしてくる。



「じゃーね」



別れの挨拶をしてお互い逆方向へと帰った。



だんだんと季節は夏へと向かっている。



あー!家事やろうと思ってたけど出来なかったよ。



もう渚くん帰ってるかな?多分帰ってるよね。



早く帰ってできることやろう。



夕暮れを背に家へと急いだ。



「玲衣」



もうすぐ家、という時前から声がした。
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