モテ王子とのルームシェア、お断りします
だって萌果ちゃんの気持ちわかるもん。



「気にしないで!」



渚くんを心配させないように笑ってみせる。



これは私と萌果ちゃんの話だから渚くんには関係ない。



「また迷惑かけてごめん。帰ろっか」



教室に荷物を取りに行こうとした。



「待て」



急に腕が引っ張られる。



「なっ、何?」



そして引っ張られたと思えば私は壁に押し付けられた。
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