モテ王子とのルームシェア、お断りします
「じゃあ、ちゃんと俺の事ふってください」



なんで柊弥くんはそうやって言えるの…?



私だったらそんなこと言えない。



「…ごめんなさい」



私はごめんなさいを言うだけでも辛いのに。



「応援してるんで、ずっと」



目の前の柊弥くんは、昔よりずっと強く写った。



「ありがと」



それから、私たちはカフェを堪能した。



気まずくならないよう柊弥くんは何度も話題をふってくれた。
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