モテ王子とのルームシェア、お断りします
「オンユアマーク」



掛け声がかかって、莉菜ちゃんが走る体勢になる。



「セット」



そして、ピストルが鳴った。



スタートだ。



「莉菜ちゃん頑張れー!!」



今のところ莉菜ちゃんは3番か4番くらいかな。



8人も同時に走ってるとよく見えない。



周りの子たちも、莉菜ちゃんのことを大きな声で応援している。




私ももっと、大きな声で応援しなくちゃ!



「ファイトーー!!」



莉菜ちゃんが2位まで上り詰めている。
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