モテ王子とのルームシェア、お断りします
「玲衣ちゃん、頑張ろうね!」



一緒に騎馬を組んでくれた子達とそう言いあっているともうスタートが迫っていた。



「それでは騎馬を組んでください」



アナウンスがかかり、それに従う。



「よーい、スタート」



スタートした途端、みんなの応援が耳に入ってくる。



遠くで莉菜ちゃんが私を応援してくれているのが分かる。



「いくよ!」



みんなに声をかけて、少し先にある敵の帽子に目をつける。
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