モテ王子とのルームシェア、お断りします

告白

そして、それからも順調に競技は進んでいき。



「続いては借り物競争です」



もう午後に差し掛かった頃、借り物競争が始まった。



「渚頑張れよー!」



「八雲1位とれよ?」



渚くんは足が早いし、みんなから期待されている。



「頑張ってね」



みんな一声ずつ、渚くんに何か言っているから私も何か言った方がいいかなと思って言ってみる。



「うん」



私に対しての返事なのかは分からないけど渚くんは微笑んで頷いてくれた。
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