モテ王子とのルームシェア、お断りします
「お題は…」



ドクドクと心臓が鳴り止まず、変なお題じゃないことを願う。



ほんと、変なお題だったらどうしよう。



でも渚くんは私の心配してるようなことは言わなかった。



「ずっと一緒にいたい人…です」



その言葉に息を飲む。



う、嘘っ!!



今の言葉、もう1回聞いて確かめたい。



幻聴かもしれない。



でも渚くんがその言葉を言った途端に、キャーとあちこちで声が上がる。



これって…現実、なのかな。



渚くんが、私とずっと一緒にいたい…?



ぽかんとしている私を見て渚くんが続ける。
< 311 / 316 >

この作品をシェア

pagetop