へなちょこリリーの惚れ薬
村に着く前に、探しにきたシャーロットと合流した。
シャーロットは太っているため、「ぐぎゃー」と鳴く。
太っているため、ジャンプして抱きつこうにも、トレニアの腕まで届かない。
トレニアは、シャーロットに気付くと、杖を取り出して「えいっ」とかざした。
一瞬で、でぶ猫から、美青年に変身した。
変身できる猫って便利だなあ……。
「トレニア、リリー、また学校行かなかったのか。担任が来てたぞ」
「授業出なくていいって言ったのはアッチよ」
やれやれ、と肩をあげると、シャーロットはトレニアに貸した上着に気付いた。
「貸してくれたのか。ありがとうリリー。トレニアはこっち着ろ」
ちゃんとトレニアにポンチョ持ってきたんだ……。
「優しいね、シャーロットは」
「って、コレ、アンタの布団にしちゃってるやつじゃん。毛だらけなんだけど」
「じゃあまた編んでくれ」
「うるさいよ」
いいなー、年上の彼氏。
……猫だけど。
シャーロットは太っているため、「ぐぎゃー」と鳴く。
太っているため、ジャンプして抱きつこうにも、トレニアの腕まで届かない。
トレニアは、シャーロットに気付くと、杖を取り出して「えいっ」とかざした。
一瞬で、でぶ猫から、美青年に変身した。
変身できる猫って便利だなあ……。
「トレニア、リリー、また学校行かなかったのか。担任が来てたぞ」
「授業出なくていいって言ったのはアッチよ」
やれやれ、と肩をあげると、シャーロットはトレニアに貸した上着に気付いた。
「貸してくれたのか。ありがとうリリー。トレニアはこっち着ろ」
ちゃんとトレニアにポンチョ持ってきたんだ……。
「優しいね、シャーロットは」
「って、コレ、アンタの布団にしちゃってるやつじゃん。毛だらけなんだけど」
「じゃあまた編んでくれ」
「うるさいよ」
いいなー、年上の彼氏。
……猫だけど。