彼女は渡さない~冷徹弁護士の愛の包囲網
「ああ、綺麗だ……」
「……せ、せんせ……」
先生は唇を胸に寄せてきた。
私は初めての感覚にとまどいながらも声を上げてしまう。すると、先生は嬉しそうに私の上半身をあちこち愛撫し始めた。
「あ……あ……」
「君の身体はどこもいい香りがする……こうなると後戻りできないというのは本当だな。ようやくわかったぞ……もう我慢できないからな」
私を観察しながら上半身だけ裸にしてあちこち愛撫していく。スカートから内ももへ先生の手が進む。その手は徐々に私の身体を暴いていく。私の服を全て脱がせて本格的に全身を愛撫しはじめた。頂上に上り、真っ白になって震えているのを見た先生は自分もようやく服を全て脱いだ。
弁護士なのに、鍛えられた身体。そういえば、先生は合気道を習い、諒介先生は空手をやっていたと言っていた。美しい顔と鍛えられた身体を見てこの人に愛されるのかと思うと震えが来た。
「どうした佳穂?もう止まれない、行くぞ」
壮絶な色気をまとって、彼は私の中にゆっくりと入ってきた。そして動きながら私に噛んで含めるように言った。
「ああ、佳穂、これでやっと全部僕のものになった……もう誰にも渡さない……君は僕の隣でこうやって一生可愛がられていくんだ」
「せんせ……ああ」
私は先生にやっと抱かれた嬉しさで満たされた。先生が全く手を出してこないことに、実は女性として見られていないかもしれないという思いがずっとあった。今夜の先生はタガが外れて、見たこともないような表情を私に見せた。私を好きだと言いながら抱き続けた。愛されていないかもしれないという不安は今夜どこかへ消えてしまった。
「いいのか?そんな風に可愛い顔をされたら止まれないぞ」