キスで溺れる同居生活〜年下御曹司は再会した幼なじみを愛し尽くしたい〜


 もしかして、私が好きなこと気づいてた!?


「バレバレなんだもん。キスしないって言った時もあからさまに残念そうにしてたし」

「そんな顔してた!?」

「してた。つづ、昔から顔に出るもんね」


 う~~……恥ずかしすぎる……。


「俺も好き」

「……え、」


 あやくん、今好きって言った?
 私の聞き間違いじゃない?


「好きだよ、つづのこと」

「~~っ、ほんと……?」

「てゆーか俺はずっと好きだったんだけど」

「えっ!?」

「初めて会った時からずっと。なのにつづは弟扱いだし」

「そ、それはっ」

「だから無理矢理でも男として見るように仕向けたかった」

「それであんなこと言い出したの……?」

「そうだよ。つづじゃなきゃあんなこと言わない。つづだから触りたいし、めちゃくちゃにしたいし、全部俺のものにしたい」

「……っ」


 ストレートな甘い言葉が私の心を疼かせる。


「私も好き……あやくんが、んっ」


 久しぶりのキスはとびきり甘くてとろけそうだった。


「……やっと全部俺のものになった」

「っ、あやくん」

「つづ、もっと口開けて」

「……ぁ」


 深く深くつながり合う甘いキスに酔いしれる。
 あやくんのこと以外何も考えられないくらい、彼から与えられる熱に冒された。

 二回目の鐘が鳴る時刻まで、私たちは夢中になって求め合っていた。


「……ダンスパーティーなのに踊ってないよ?」

「今から踊る?」

「ううん、もっとこうしてたい」

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