キスで溺れる同居生活〜年下御曹司は再会した幼なじみを愛し尽くしたい〜
すぐにお父さんに電話したけど、繋がらない。
《おかけになった電話番号は、現在使われていないか……》
「お父さん!? なんで!?」
まさか何かあった!?
メールやメッセージを飛ばしても返ってくる気配がない。
なんで!? どうして!?
まさかお父さん、事故に遭ったんじゃ……!
「千歳さん! お父さんと連絡ついたよ!」
「本当ですか!?」
「お父さんの勤め先に連絡してみたら、どうもスマホを壊してしまったらしくて」
だから連絡つかなったんだ……!
「スマホを階段から落として、それを拾おうとしたら腰をやってしまって」
「ええっ!?」
「早い話がギックリ腰になり、階段からは落ちなかったけど倒れ込んだ時に足を変な方向にくじいてしまって、捻挫だって」
「えええ……」
「要するにお父さん、満身創痍みたいよ」
いや本当に満身創痍すぎる!!
大きな事故とか病気じゃなくてよかったけど、不運すぎない!?
「父は大丈夫なんでしょうか?」
「大丈夫ではなさそうね……しばらく入院らしいから。あ、でも体は元気みたいよ。腰と足が激痛なだけで」
それは果たして元気と言えるのかな??