キスで溺れる同居生活〜年下御曹司は再会した幼なじみを愛し尽くしたい〜
ネカフェなんて行ったことないけど、意外とシャワーとかついてるみたいだし。
しばらくはネカフェに泊まるしかないのかな……。
「バカじゃないの。危ないことするなよ」
「でも……」
「はあ……危なっかしいところも変わってないな」
私って危なっかしいの??
「うちに来なよ」
えっ……。
「俺ん家近くだから」
「えっ、でも迷惑じゃない?」
「今一人暮らしなんだよね」
一人暮らし!? そうだったの!?
「あそこにあるタワマンの最上階」
あやくんが指差した先にあったのは、この近くで一番高いタワーマンション。
しかもそこの最上階!?
タワマンがあるのは私のアパートからは逆方向であんまりそっちに行くことないし、行っても別世界だなぁって見上げるしかなかったけど……あそこにあやくんが住んでたなんて!
「部屋なら余ってるよ」
「ほええ……」
「どうする?」
「えっと……あやくんが良ければお邪魔してもいい?」
「うん」
「!! ありがとう……!」
うわーーめっちゃ有り難いよ……!!
目の前のあやくんに後光が差して見える。
救世主だ……!!
「よかった、本当はすっごく困ってて……! どうしたらいいのか全然わからなかったの。あやくんなら安心だよ!」
「安心?」
「だって一緒に住んでたじゃない。家族も同然だもんね!」