キスで溺れる同居生活〜年下御曹司は再会した幼なじみを愛し尽くしたい〜
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今日はバイトがお休み。
あやくんは帰ってくるなり自室にこもってしまったので、私はリビングを掃除したり夕飯の支度をしている。
ちなみに今日のキスはまだ。
いつなのかなぁとドキドキしてるけど、多分お仕事をしていると思うのでしばらくはそっとしておこうと思う。
……って、なんかキス待ちしてるみたいだな。
「そんなんじゃない! いつも不意打ちだから心の準備しておきたいだけだもん!」
なんて自分に言い聞かせながら、ごはんを作る。
今日はロールキャベツにしてみた。
ロールキャベツはあやくんの大好物なんだ。
あやくんのお母さんが家政婦をしていた頃、食卓に並んだロールキャベツを食べて「おいしい!」って瞳を輝かせていたあやくん、かわいかったなぁ。
あんまりおいしそうに食べるから、私の分も少しあげたんだよね。
「あやくん、喜んでくれるといいな」
あやくんのお母さんみたく上手くはないけど、うちのお母さんが出て行ってから私が料理を作っていた。
料理し始めた頃よりは上手くなってると思う。
「あやくーん! ごはんだよー!」
私が呼ぶと、あやくんが出てきた。
「! メガネだ!」
自室から出てきたあやくんは黒縁メガネをかけていた。
メガネしてるだけで知的な雰囲気になってカッコいい。
「あやくん、メガネかけるんだ」
「仕事中はずっとPC見てるから。これブルーライトカットのやつ」
「なるほど〜」