キスで溺れる同居生活〜年下御曹司は再会した幼なじみを愛し尽くしたい〜
え……っ!?
ここって、あやくんの股の間に座れってこと!?
「な、なんで!?」
「先につづを食べようと思って」
例のスイッチ、今入っちゃったんですか!?
本当に予測不可能すぎる!
「待って、ごはんの後じゃダメ?」
「ダーメ。今したい」
あやくんはグイッと私を引っ張り、自分の股の間に座らせた。
これ、めっちゃ顔近い……!!
あやくんの綺麗な顔がすぐ目の前にある。
あと数センチ近づいたら、触れちゃいそうな距離。
「……っ」
たまらなくなって思わず目をつむってしまった。
「――つづもしたいんじゃん」
「ちが……んっ」
かみつくようにキスされる。
……あ、今日のはダメ。甘いやつ。
「んっ、ふぅ……っ」
くっついたと思ったらすぐに離れて、またくっつく。
一日一回って言ったのに、これも一回にカウントされるの?
「つづ、もっと口開けて」
「や……っ」
「そう、そのまま」
出し入れされる度にかき乱されて、頭の中がぼうっとなって――何も考えられなくなる。
付き合ってないのにこんなキス、ダメなのに。
でもあやくんから与えられる熱は、嫌じゃない。
甘くて体の芯までとろけそうになるけど、何故か嫌じゃないの。
……私、おかしいのかな。
「っ、はぁ……っ」
やっと解放される頃には酸欠みたくなってて、思わずあやくんに倒れ込んでぎゅっと抱きつく形になってしまった。
「つづ、かわいい」
「うう……っ」
「顔見せて」