溺愛彼氏はホスト様
出会い

愛花side

「初めまして、竜でーす!」

「初めまして〜、樹希です!」


私は今、付き合いでホストに来ていた。

というか、無理やり連れてこられた。


「カッコイイ〜!!!」

って騒ぐのは、同じ職場の女先輩たち。


こういうとこ苦手だし、私が連れてこられた理由はただ一つしかない。

お金。


「今日、この子の奢りだからたくさん飲むんだ〜」

と、ぶりっ子する先輩。

いつものこと。


私、別にお金持ちじゃないのに…

普通のOLなんだけどな。


「そうなの!?優しいね、君」

「え?あ、いえ…」


極度の人見知りをする私にとって、ホストはめちゃくちゃ辛いんだよね。

知らない人と話したくない…


私は、ただ無言でお酒を飲み耐え凌ぐ。

その間、みんなは楽しそうにお酒を飲みながら話してた。
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