溺愛彼氏はホスト様
先輩たちからの視線が痛い…

あとで何をされるのかわからない…


「え?あ、愛花…です」

「ふーん、愛花ね。楽しいか?」

「え?あ、はい…」

「わかりやす」


え、バレちゃった?

楽しくないことを。


「愛花、こっち来い」

と言って、腕を引っ張られた。


先輩たちはずっと私を睨んでいる。

これはマジでヤバい…


「離してください」

「黙ってついてこい」


そう言って無理くり引っ張られて連れてこられたのは、多分VIPルーム。

何回かホストは来たことあるから、すぐ気づけた。


「まさか、ここで飲むんですか?」

「は?ちげぇよ。

お前、いつもアイツらとホスト行ってんだろ?

愛花が全て金出して」


え?どうして…

どうして初対面のこの人が、そんなことわかるの?


「お前の態度と樹希たちちアイツらがお前の奢りって聞いてたからな」


スゴい、この人…

なんでもお見通しなんだ…
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