姫と僕〜僕達は盲目的に想い合う〜
そんな秋穂に対し、嵐人はその依存を全て受け入れている。
ずっと一緒にいすぎて、秋穂への想いを気づいていなかった、中学生時代。
離れてみて……秋穂への想いに気づいた。
今では秋穂にベタ惚れで、超絶美人の秋穂を誰かに取られないか、毎日不安を抱えている。
なので実は、秋穂の依存を嬉しく思っている。
例え家の中でも、秋穂は嵐人にくっついている。
そのため、基本的に家事は一緒に行う。
ラグに並んで座り、朝食を食べながら秋穂が嵐人を見上げた。
「嵐くん」
「ん?」
「大学、サボろ?」
「ダーメ!」
「でも、外に出たくない」
「月曜日はいつも、そんなワガママ言うよね(笑)」
「………」
「じゃあ…ここで一人でお留守する?」
「え……嫌!」
「でしょ?
ね?行こう?」
「うん…行く」
「うん!」
嵐人が頭をポンポンと撫でると、秋穂は嬉しそうに笑った。
「………//////ほんと、可愛いね/////アキ」
「え?」
「可愛い!」
「そう?
私、決して可愛くないよ?
ワガママだし、嵐くんに依存してて迷惑ばっかかけてるし…」
「僕はそれで構わないよ!」
「え?」
「僕は、そうゆうアキも好きだよ!
可愛くて、守ってあげたくなる。
だから、そのままのアキでいて?」
「いいの?」
「いいよ!」
嵐人の微笑みに、秋穂は「ありがとう!」と言って抱きついた。
それから一緒に片付けて、大学に行く準備をする。
少しずつ、秋穂の元気がなくなっていく。
“行きたくない”という気持ちが態度に出てしまい、着替えやメイクが遅くなる。
「アキ」
「ん?」
「少し、準備急いでくれる?」
「あ…うん…」
「ごめんね。
電車が間に合わないから」
「うん…」
なんとか急いで準備を済ませ、マンションを出た。
指を絡めて手を繋ぎ、駅に向かう。
駅に向かう途中、すれ違う人達が秋穂に見惚れる。
「あの人、めっちゃ可愛くね?」
「ヤバいな…//////」
電車が来るのを待っている間も、同じく待っている人達に見惚れられる。
そのくらい、可愛くて美しい容姿をしている秋穂。
秋穂が外に出たくない理由は、ここにある。
まるで見世物のように、色んな人達の視線を感じるのだ。
秋穂は嵐人に寄り添うようにくっついて、その視線から逃れるように避けた。
電車が来て、乗り込む。
「アキ、そこ座りな?」
「ううん、いい…」
「僕が前に立つから。
ね?座れる時は、座ってた方がいいよ?」
「嵐くんが傍にいるなら…」
嵐人は手を引き、空いている席に座らせた。
ずっと一緒にいすぎて、秋穂への想いを気づいていなかった、中学生時代。
離れてみて……秋穂への想いに気づいた。
今では秋穂にベタ惚れで、超絶美人の秋穂を誰かに取られないか、毎日不安を抱えている。
なので実は、秋穂の依存を嬉しく思っている。
例え家の中でも、秋穂は嵐人にくっついている。
そのため、基本的に家事は一緒に行う。
ラグに並んで座り、朝食を食べながら秋穂が嵐人を見上げた。
「嵐くん」
「ん?」
「大学、サボろ?」
「ダーメ!」
「でも、外に出たくない」
「月曜日はいつも、そんなワガママ言うよね(笑)」
「………」
「じゃあ…ここで一人でお留守する?」
「え……嫌!」
「でしょ?
ね?行こう?」
「うん…行く」
「うん!」
嵐人が頭をポンポンと撫でると、秋穂は嬉しそうに笑った。
「………//////ほんと、可愛いね/////アキ」
「え?」
「可愛い!」
「そう?
私、決して可愛くないよ?
ワガママだし、嵐くんに依存してて迷惑ばっかかけてるし…」
「僕はそれで構わないよ!」
「え?」
「僕は、そうゆうアキも好きだよ!
可愛くて、守ってあげたくなる。
だから、そのままのアキでいて?」
「いいの?」
「いいよ!」
嵐人の微笑みに、秋穂は「ありがとう!」と言って抱きついた。
それから一緒に片付けて、大学に行く準備をする。
少しずつ、秋穂の元気がなくなっていく。
“行きたくない”という気持ちが態度に出てしまい、着替えやメイクが遅くなる。
「アキ」
「ん?」
「少し、準備急いでくれる?」
「あ…うん…」
「ごめんね。
電車が間に合わないから」
「うん…」
なんとか急いで準備を済ませ、マンションを出た。
指を絡めて手を繋ぎ、駅に向かう。
駅に向かう途中、すれ違う人達が秋穂に見惚れる。
「あの人、めっちゃ可愛くね?」
「ヤバいな…//////」
電車が来るのを待っている間も、同じく待っている人達に見惚れられる。
そのくらい、可愛くて美しい容姿をしている秋穂。
秋穂が外に出たくない理由は、ここにある。
まるで見世物のように、色んな人達の視線を感じるのだ。
秋穂は嵐人に寄り添うようにくっついて、その視線から逃れるように避けた。
電車が来て、乗り込む。
「アキ、そこ座りな?」
「ううん、いい…」
「僕が前に立つから。
ね?座れる時は、座ってた方がいいよ?」
「嵐くんが傍にいるなら…」
嵐人は手を引き、空いている席に座らせた。