姫と僕〜僕達は盲目的に想い合う〜
「――――素敵な部屋だね!」
「でしょ?
ずっと気になってたホテルで、予約も一年以上埋まってる状態だったから、一昨年予約したんだ!」
「一昨年?
………ってことは…」
「大学一年の時だよ」
「そんな前から?」
「うん!
アキと付き合うようになって、絶対離れたくないと思ったから。
大学に入学して、アキを手放さないために何が出来るかなって考えて……」
「……っ…」
秋穂は目が潤み、涙を流していた。
「え?あ、アキ!?」
知らなかった。
一基に聞かされたこともだが、嵐くんがそこまで考えていたなんて……!
「嵐くん」
秋穂が、嵐人を見据える。
「ん?」
秋穂の目元を拭いながら、微笑む嵐人。
「私の話を聞いてくれる?」
「うん!」
「私は、嵐くんのことが誰よりも大好きです!」
「うん!僕も!」
「将来は、嵐くんの結婚したいと思ってる!」
「うん!」
「だからね……」
「ん?」
「来年は実家に帰って、実家から大学に通おうと思うの」
「え……どう…し――――――」
思わず、息を呑むように秋穂に掴みかかろうとする嵐人。
「あ!待って!最後まで聞いて?」
「う、うん…」
「その理由はね。
“花嫁修業したいの”」
「え?」
「嵐くんが私と結婚しようと思ってくれた時に、私は完璧に専業主婦出来るように!」
「アキ…」
「私、頑張るから!
嵐くんを支えられるような、素敵な奥さんになる!!」
「アキ。
…………うん、わかった!
嬉しいよ!
じゃあ…僕からも、いいかな?」
「ん?」
嵐人が、バッグから小さなプレゼントを出す。
中身は、指輪。
「え……嵐くん…これ…//////」
「アキ、予約させてほしい…!」
「え?」
「僕も、アキのことが大好きだよ!
アキを僕のお嫁さんにしたいくらいに!
……………だからね。
大学卒業して、就職して、一年後。
僕のお嫁さんになってください……!」
「……/////」
「それまで、僕も頑張るから!
僕に頑張れる力をちょうだい?
“比嘉 嵐人の未来の奥さん”ってゆう確定」
「はい!!」
秋穂は、満面の笑みで大きく頷いた。
「でしょ?
ずっと気になってたホテルで、予約も一年以上埋まってる状態だったから、一昨年予約したんだ!」
「一昨年?
………ってことは…」
「大学一年の時だよ」
「そんな前から?」
「うん!
アキと付き合うようになって、絶対離れたくないと思ったから。
大学に入学して、アキを手放さないために何が出来るかなって考えて……」
「……っ…」
秋穂は目が潤み、涙を流していた。
「え?あ、アキ!?」
知らなかった。
一基に聞かされたこともだが、嵐くんがそこまで考えていたなんて……!
「嵐くん」
秋穂が、嵐人を見据える。
「ん?」
秋穂の目元を拭いながら、微笑む嵐人。
「私の話を聞いてくれる?」
「うん!」
「私は、嵐くんのことが誰よりも大好きです!」
「うん!僕も!」
「将来は、嵐くんの結婚したいと思ってる!」
「うん!」
「だからね……」
「ん?」
「来年は実家に帰って、実家から大学に通おうと思うの」
「え……どう…し――――――」
思わず、息を呑むように秋穂に掴みかかろうとする嵐人。
「あ!待って!最後まで聞いて?」
「う、うん…」
「その理由はね。
“花嫁修業したいの”」
「え?」
「嵐くんが私と結婚しようと思ってくれた時に、私は完璧に専業主婦出来るように!」
「アキ…」
「私、頑張るから!
嵐くんを支えられるような、素敵な奥さんになる!!」
「アキ。
…………うん、わかった!
嬉しいよ!
じゃあ…僕からも、いいかな?」
「ん?」
嵐人が、バッグから小さなプレゼントを出す。
中身は、指輪。
「え……嵐くん…これ…//////」
「アキ、予約させてほしい…!」
「え?」
「僕も、アキのことが大好きだよ!
アキを僕のお嫁さんにしたいくらいに!
……………だからね。
大学卒業して、就職して、一年後。
僕のお嫁さんになってください……!」
「……/////」
「それまで、僕も頑張るから!
僕に頑張れる力をちょうだい?
“比嘉 嵐人の未来の奥さん”ってゆう確定」
「はい!!」
秋穂は、満面の笑みで大きく頷いた。