姫と僕〜僕達は盲目的に想い合う〜
姫と王子
それから、二年半後のジューン・ブライド。
結婚式場にて――――――
一基とサエが出席者席で話している。
「スゲーよなぁー」
「んー?」
「“本当に”就職して一年ちょっとで結婚しやがった!(笑)」
「そうね(笑)」
「………」
「ん?一基?」
「………敵わねぇや…!!」
「え?何が?」
「大学四年になって、ラン、バイトと就職活動ばっかしててさ!
秋ちゃんは秋ちゃんで、ほぼ一人で大学通って……!
二人に理由を聞いたら……
“二年後の結婚のために頑張ってる!”だって!」
「そうね!
秋穂、強くなったもん!」
「確かに!(笑)」
「―――――それでは皆様!
新郎・新婦の入場です!!」
扉が開き、嵐人と秋穂が入ってくる。
「……/////」
「……/////」
「……/////」
会場にいる誰もが見惚れていた。
それ程に、二人は美しかったから。
「まさに“王子と姫ね!”」
サエが微笑み言う。
「あぁ!」
一基も笑う。
そして続けて言った。
「俺も、なんか幸せ!」
「え?」
「二人を見てると、人間って“本当に幸せな時”こんなに人を幸せにさせる笑顔するんだなって思ってさ!」
「フフ…!そうね!」
「―――――――
―――――………アキ」
「ん?」
「幸せになろうね!」
「うん!
幸せになる!」
「フフ…」
「嵐くんとなら、幸せになれるもん!」
「うん!そうだね!」
だって僕達は……
お互いに盲目的に想い合ってるんだから……!
終
結婚式場にて――――――
一基とサエが出席者席で話している。
「スゲーよなぁー」
「んー?」
「“本当に”就職して一年ちょっとで結婚しやがった!(笑)」
「そうね(笑)」
「………」
「ん?一基?」
「………敵わねぇや…!!」
「え?何が?」
「大学四年になって、ラン、バイトと就職活動ばっかしててさ!
秋ちゃんは秋ちゃんで、ほぼ一人で大学通って……!
二人に理由を聞いたら……
“二年後の結婚のために頑張ってる!”だって!」
「そうね!
秋穂、強くなったもん!」
「確かに!(笑)」
「―――――それでは皆様!
新郎・新婦の入場です!!」
扉が開き、嵐人と秋穂が入ってくる。
「……/////」
「……/////」
「……/////」
会場にいる誰もが見惚れていた。
それ程に、二人は美しかったから。
「まさに“王子と姫ね!”」
サエが微笑み言う。
「あぁ!」
一基も笑う。
そして続けて言った。
「俺も、なんか幸せ!」
「え?」
「二人を見てると、人間って“本当に幸せな時”こんなに人を幸せにさせる笑顔するんだなって思ってさ!」
「フフ…!そうね!」
「―――――――
―――――………アキ」
「ん?」
「幸せになろうね!」
「うん!
幸せになる!」
「フフ…」
「嵐くんとなら、幸せになれるもん!」
「うん!そうだね!」
だって僕達は……
お互いに盲目的に想い合ってるんだから……!
終