時の思い出
理彩は心配してくれながらも次の授業の為、自分の教室に戻った。


麻美も授業が始まるぎりぎりまで心配して声をかけてくれてすっごく嬉しかったけど、
今優しくされたらこれから授業だっていうのに泣いちゃいそうで涙を堪えるのに必死だった。





授業の終わりを告げるチャイムと共にみんな立ち上がって帰る準備を始める。


正直、授業とか全く聞いてなかった。


黒板には右から左までいっぱい先生が書いているのに私のノートは真っ白だった。



授業中ずっとボーっとしてたのか。
当てられなくてよかった。
< 15 / 40 >

この作品をシェア

pagetop