最強男子たちに愛されて
私、神埼結衣。高校2年生
キーンコーンカーンコーン
やっとお昼休み!
「美波お弁当一緒にたべよう!」
親友の栗原美波を誘ったが...
「結衣ごめん!今日、優くんと一緒に食べる予定なの!」
と、断られた。親友よりも彼氏を優先するのかぁ!(泣)
「結衣ほんとごめんって!また今度、駅前のクレープ奢るからさ!」
そんなことで機嫌がなおるわけ...
「いちご抹茶ホイップ特盛」
あるんですね〜クレープ大好きだし!
「結衣本当にクレープ好きねw(機嫌なおるのはやっ)」
「好きじゃないよ!大好きなの!ニコッ」
クラス『/////』
「はいはい、分かったじゃあ行ってくるね!(さすが結衣w)」
「いってらっしゃーい!」
よし、今度クレープだぁ〜フフフッ
って一人で笑ってたら気持ち悪いよね
なんかみんなに見られているような...
クラス『結衣ちゃんが一人で笑ってる可愛い///』
さっき一人で笑っていたからか!恥ずかしい///
とりあえず天気良いから屋上に行ってお弁当たーべよ
屋上行くのなんて初めて!
漫画みたいに屋上のドア開いたらかっこいい男の子いたりして〜
そんなことある訳ないかw
私はその時知らなかった。
後に妄想が現実になることを...
そして、今。
屋上のドアを開けたことを後悔した。
目の前には三人の男の子
左の子は黒髪でメガネ。いかにも、優等生って感じ
右の子は茶髪で制服を着崩している。チャラくて女好きとかそんな感じ
そして最後、真ん中の子見た瞬間びっくりした。
赤みがかかった黒髪、切れ長の目...目の下にあるほくろから色気を漂わせるイケメン。
そんな彼が表情をピクリともせずこちらを見ている。
私、この人たちにめっちゃ見られてる。
「えっと...一緒にお弁当食べようと思って親友誘ったら彼氏と食べるからと断られ...今度クレープ奢ってくれることになり...私クレープが大好きで一人で笑ってたら...クラスのみんながこっちずっと見てたので...それでその...」
「そんなに詳しく状況話さなくて大丈夫ですよ?」
「そうだぜ!てか、名前なんて言うの?」
「えっと...神埼結衣といいます。みなさんは...?」
「「え?俺(僕)たちのこと知らないの(ですか)?」」
ん?知ってないとおかしいのかな?有名人とか?
「知りませんけど...もしかして知ってないとだめなことなんですか?」
「まじか...。」
「こんなこと初めてだ...。」
え、初めて?かっこいいから有名とか...?
「まず、自己紹介させていただきますね。僕の名前は八雲海人です。」
黒髪のメガネくんが海人ね!
「俺の名前は、如月茜。女っぽい名前だけど本名だよ〜✩」
チャラそうで制服を着崩しているのが茜!
「...雅蓮。」
真ん中に座っているイケメンは蓮ね!しゃべるの苦手なのかな?
それで、彼らはなんで有名なんだ?三人ともかっこいいからモデルとか?
「結衣さん」
「はい?」
「僕たちが有名なのは、全国No.1からNo.3の財閥の御曹司だからですよ」
あ、だからか...って
「御曹司!そうなのみんなの両親はすごいね!感謝しなきゃじゃん!」
お金持ちの子とかって自分がすごいって思ってるけどそれは違うと思うんだよね〜
だってさ、本当にすごいのはその子の親じゃん!
「結衣ちゃん...」
「結衣さん...」
「結衣」
え?なに急にみんなして私の名前呼んで!
「「「すごく面白い子だね(ですね/な)!」」」
ん?どこが?
「結衣さんは気づかずそのままでいいですよ〜」
「ほんとそれ!あとさ、あのことも結衣ちゃんに言っとかない?」
「はい、いいですよ」
「あのね結衣ちゃん俺達は...「全国1の暴走族、月狼だ」
「蓮俺が言おうと思ったのに!でも、蓮から積極的に言うなんて...ねぇ...」
「うるさい。別にいいだろ」
「結衣さんちなみにいいますと。総長が蓮。副総長が僕。幹部が茜ですよ」
「へぇ〜って...全国1の月狼!ほんと?」
「あぁ本当だ」
「そうなんだすごいね!」
「「「...」」」
あれ?みんな急に黙ってどうしたのかな?
「結衣ちゃんそれだけですか?」
「え?それだけとは?」
「僕たち財閥と全国1の暴走族だよ?」
いや...それは知ってるけど?ん...あ!
「もっと褒めてほしいの?すごいね!すごいね...」
すごいしかでてこないや!私人褒めるの苦手なのかな?
「フッ」
「おっ!蓮が笑ってる」
「女の子に対して笑っているの初めて見ました...」
「結衣ちゃんすごいね...って結衣ちゃん顔赤くね」
「そんなことないよ!ずっと日差しにあたっているから!そうだよ!」
うん!そうだよね...。多分
「そうかもなw結衣こっちきて一緒に食べようぜ」
蓮に初めて話しかけられた...なんかドキッとしたような...
「そうだな!結衣ちゃん一緒に食べよう!」
「いいの?」
「おう!」
「ありがとう!嬉しい!ニコッ」
海人・茜・蓮『ッ///』
あれ?みんな顔が赤いような...
「顔赤いよ?日に当たりすぎた?」
海人・茜・蓮『無自覚か...』
「いや、大丈夫」
「はい、大丈夫ですよ」
「それなら良かった」
そうして、私は海人・茜・蓮と雑談をしながらお弁当を食べた。
「結衣ちゃん!何年生?」
「2年生だよ!みんなは?」
「マジ!?俺達も2年生だよ!」
みんな2年生!?茜はなんとなく分かるけど海人と蓮は3年生かと思った!
てか、みんな2年生なのに一回もあったこと無いなぁ...
「みんな何組?」
「僕は5組です。」
「俺は2組!」
「1組」
あれ?おかしいな...1組だったら会ってるハズ...
だって私1組だもん!
「私、1組なんだけど...蓮会ったことないよね?」
「マジ!?結衣ちゃん1組なの!蓮いいな〜同クラじゃん!」
「結衣1組なのか...?」
「うん...。三人とも授業ちゃんと受けてる?」
会ったことが無いってことはクラス替えから一回も来ていないってことだよね?
今、5月だから約一ヶ月くらい?
「僕は、きちんと受けてますが...茜と蓮は...」
「俺と蓮はクラス替えしてから一回も行ったことないよ〜でも、結衣ちゃんが隣のクラスにいるなら行こうかな♪なぁ蓮」
「あぁ結衣いるし行こうかな...」
ドキッ
不意打ちだ///嬉しいな
「絶対来たほうが楽しいよ!蓮って名字雅だよね?」
「うん」
「じゃあ、席は私の後ろだよ!」
「結衣ちゃんマジ!?いいなぁ〜」
「では、蓮5時間目から受けてきては?」
「あぁ行ってくる。結衣一緒に行こう」
そう言って、私の方へ右手を伸ばしてきた
やばい///
今、めっちゃ顔が熱い
蓮と話すときだけ...
なんでだろう?まぁいいや〜
いつか気づくでしょ!今は早く教室に戻らないと!
「そうだね!蓮行こっか?コテン」
「ッ///」
あれ?蓮が固まった...
「蓮?」
「あぁ〜ごめん何だ?」
「教室行こうって言ったの!」
「そうだな行くか!」
「うん!」
「じゃあ俺も行くか〜」
「僕も行きます」
そして私・蓮・海人・茜は屋上を出た
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