好きになったのは後ろの席の彼でした。
「彼氏いるからってなによ!奈々の裏切り者!!」
なんと奈々には1年の修了式の日に彼氏ができた。
私はその次の日に振られたと言うのに!
春休みに偶然街で会い奈々に彼氏ができたと焦り告白してしまったのだ。
悔しい!プリントを拾ってくれた時になにかビビっときた気がして運命の人だと思ったのに!
「あれ、彩葉は?」
悔しくて奈々にグチグチと文句を言っていたら隣にいたはずの彩葉がいなくなっていた。
「彩葉なら一覧表見に行ったはず。花恋がブリブリ言ってる時にね。」
「置いてくなんてひどい!」
彩葉は恋愛面に置いては私に対して呆れているからその会話に入ってこなかったのだろう。
本気で好きな人を作りなさい、が彩葉の口癖だ。
「何がひどい、よ。花恋も奈々も同じクラスだったよ」
「まじ!!嬉しすぎるんだけど!今年もよろしくね」
なんと!彩葉とも奈々とも同じクラスらしい!
彩葉はいつもクールで落ち着いた性格だけど優しいのを私は誰よりも知ってるし私のことを本気で心配してくれてるのも私は知ってる。ほんとに大好きな大親友なの。そしてなにより顔もすごく美人。大人っぽい綺麗な顔で鼻筋はすっとしてて口も綺麗だし目は綺麗な二重に長いまつ毛に小さい顔で欠点なんてない。スラッとしてるし色白だし腰まであるストレートの長い髪は綺麗すぎて光ってる。隣に並ぶのが嫌なくらい美人。それでいて性格もいいなんていい女すぎる。
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