少女と過保護ーズ!!続
「おぇ"っっ」



『ハイネ!?』



「面倒だな。もう少し我慢…」



「フンッッ!!!!」



「!!??」



渾身の力を込めて起き上がったあたしは、優さんのスマホを持ってる手にチョップをくらわした。



もちろん腫れ上がっていない方の手で。



~~~~~~っっっ!!!!



それでもあまりの激痛に全身が震えるも、構ってられない。



これが八雲さんに"想い"を伝えられる最後のチャンス!!



あたしは、優さんが落としたスマホに向かって叫ぶ。



「八雲…さん!!」



口の中がカラカラで声が掠れる。



「このっっ!!」



優さんが怒気も露にスマホを取り上げるも、構わず叫んだ。



『ハイ…』


「大好き!!!!」


『…!?』


「クソッ!!」



すぐさま、通話が切られる。



届いたかな…?


あたしのスーパーな愛の告白は。



こんな形で、伝えるなんて思ってもみなかった。



いや、また会えたときに必ず伝えるけどね!!



でも今どうしても、伝えとかなきゃって思ったんだ……。
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