少女と過保護ーズ!!続
「…………なんだよ」


「なんだよ?やないわっ!!」



なんやねん、お前ら。



心通わせた(←古い)仲やないんかいっっ。



あんだけ人目も憚らずハイジを溺愛し、甘やかしとる奴が、『大好き!!』言われただけで真っ赤てどういうことやねん。


なんや!!

純愛かっっ!!


眩しすぎて、目が潰れる。



穢れたワシには、この二人は眩しすぎるわ…。



ハニー!!

助けんかーい!!


1人ボケやらなんやらをやりよったら、真木が変なもんを見るよーな目でワシを見よる。


なんちゅー失礼な奴や。


が、その目はさっきまでの何も映さん無機質なもんやのーて強い意志を宿しとる。



ホンマ、凄いでハイジ。


遠く離れた場所から、たった一言で、コイツを生きかえらしよった。



それでも、真木の表情は険しい。



そらそーやな。



好きな女の、あんな悲鳴を聞かされたんや。



すぐにでも、側にいって抱き締めてやりたいわな。
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