少女と過保護ーズ!!続
「そ…か」



ちと照れた。

見られたくなくて、そっぽを向く。




「お?デレたぞ!?」


「八雲がデレた!!」


「ちょっ、やっくん!!こっち向いて!!ハイネに後で見せるから!!」


「見せるな!!」



麻也が携帯を構えて、俺に迫る。



「けけけっ。ホンマ"黒豹"は仲良しやのぅ」



少し離れて俺達を見てた、死桜が笑いながら煙草を取り出す。



ソレに俺は手を出して、1本貰う。



「あっ、俺もくれ」


「俺も」


「久々じゃねーの」



竜ちゃん、桂、蓮が続く。



確かに。

ハイネが来てから、小さなハイネのこれからの成長を妨げないようにと、他所で吸ったりしてたからな。



俺はその時に止めたが。

今はどうしても吸いたくなった。


四人まとめて、死桜から火を貰う。



「ふー」



早く…早く…。

ハイネを……。



「やっくん…」



っっ!?



麻也が近寄ってきて、思考に沈む俺を呼ぶ。



んな、険しい表情すんな。



「大丈夫だ」
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