少女と過保護ーズ!!続
「な・ん・だ・とー!?!?」
竜ちゃんが鋭い切れ長の瞳をこれでもかってくらい見開いた。
「健さんが喋った!?」
「どっどんな声だ!?」
「あ?なんやねん。そんなにレアなんか?」
「超、レア。つーか俺は一度も聞いたことないし、気になるけど、それよりもハイネは……!?」
律儀に死桜の質問に答えた麻也が、はぐらかすなとばかりに俺を睨んでくるもんだから、笑う。
「ココに来て、俺らの"家族"になった」
忘れることはない日。
まさに鶴の一声。
ハイネに会わせた海斗さんが「僕の娘にしよう!!」と。
凛さんも
「そうよね!それが良いわよね!!だって、八雲に引き取られたら、後々が大変だもの!!」
と。
後々…?
それからは早かった。
海斗さんが弁護士を雇って、全ての手続きをし、芹原の家とも話をつけた。
その話し合いに海斗さん凛さん、弁護士、そしてハイネが行った。
モチロン俺も。
ハイネをアイツに会わせたくはなかったが、行くと言って聞かなかったから。
俺は少し青ざめてるハイネの手をしっかり握って芹原の家に入った。
そこで、会ったのがあの兄妹。
何事もなかったかのように振る舞うあの男を、何度殴り倒してやろうと思ったか…。
妹はハイネを睨み付けた後、俺を見てにっこり笑った時には、全身に鳥肌が立った。
「ああ、アレな…」
竜ちゃんが苦虫を潰したような声で言う。
告白されたらしいが…。
御愁傷様。
なむ。
何故か、皆で竜ちゃんを拝んだ。
竜ちゃんが鋭い切れ長の瞳をこれでもかってくらい見開いた。
「健さんが喋った!?」
「どっどんな声だ!?」
「あ?なんやねん。そんなにレアなんか?」
「超、レア。つーか俺は一度も聞いたことないし、気になるけど、それよりもハイネは……!?」
律儀に死桜の質問に答えた麻也が、はぐらかすなとばかりに俺を睨んでくるもんだから、笑う。
「ココに来て、俺らの"家族"になった」
忘れることはない日。
まさに鶴の一声。
ハイネに会わせた海斗さんが「僕の娘にしよう!!」と。
凛さんも
「そうよね!それが良いわよね!!だって、八雲に引き取られたら、後々が大変だもの!!」
と。
後々…?
それからは早かった。
海斗さんが弁護士を雇って、全ての手続きをし、芹原の家とも話をつけた。
その話し合いに海斗さん凛さん、弁護士、そしてハイネが行った。
モチロン俺も。
ハイネをアイツに会わせたくはなかったが、行くと言って聞かなかったから。
俺は少し青ざめてるハイネの手をしっかり握って芹原の家に入った。
そこで、会ったのがあの兄妹。
何事もなかったかのように振る舞うあの男を、何度殴り倒してやろうと思ったか…。
妹はハイネを睨み付けた後、俺を見てにっこり笑った時には、全身に鳥肌が立った。
「ああ、アレな…」
竜ちゃんが苦虫を潰したような声で言う。
告白されたらしいが…。
御愁傷様。
なむ。
何故か、皆で竜ちゃんを拝んだ。