航空王はママとベビーを甘い執着愛で囲い込む【大富豪シリーズ】
入籍して一緒に暮らし始めてから、しばらくは別々の部屋で寝ていた。しかし誠一さんのほうから、すれ違い生活で一緒にいる時間が少ないので、夫婦らしくするためにも夜くらいは一緒に寝ないかと提案されたのだ。
同居を始めただけでいっぱいいっぱいな私にとって、同じベッドで寝るなんてハードルが高すぎる。
だからとりあえずひと晩だけ、と一回試しに挑戦してみたら、あら不思議。思いのほか心地よくて習慣になったというわけだ。
とはいえ、勤務が合う日がほとんどなかったから、ふたりでずっと眠っていたのは初めて。寝起きでこんなふうにベッドでまったりするなんて、本当に夫婦みたいで……。
意識しだすと猛烈に恥ずかしくなってきて、ここから逃げ出そうと身体が勝手に動く。
「わ、私、朝食を用意してきま──わっ!」
ベッドから抜け出そうとしたものの、手首を掴まれて再び引き込まれてしまった。思わぬ展開に目を丸くする。
「まだ六時だ。今日はお互い休みなんだし気にしなくていい。ここにいろ」
私の肩にブランケットをかけ、そっと抱き寄せるように背中に手を回されて心拍数が急上昇する。掠れ気味の声も、とろんとした瞳も色っぽくてドキドキしっぱなしだ。
同居を始めただけでいっぱいいっぱいな私にとって、同じベッドで寝るなんてハードルが高すぎる。
だからとりあえずひと晩だけ、と一回試しに挑戦してみたら、あら不思議。思いのほか心地よくて習慣になったというわけだ。
とはいえ、勤務が合う日がほとんどなかったから、ふたりでずっと眠っていたのは初めて。寝起きでこんなふうにベッドでまったりするなんて、本当に夫婦みたいで……。
意識しだすと猛烈に恥ずかしくなってきて、ここから逃げ出そうと身体が勝手に動く。
「わ、私、朝食を用意してきま──わっ!」
ベッドから抜け出そうとしたものの、手首を掴まれて再び引き込まれてしまった。思わぬ展開に目を丸くする。
「まだ六時だ。今日はお互い休みなんだし気にしなくていい。ここにいろ」
私の肩にブランケットをかけ、そっと抱き寄せるように背中に手を回されて心拍数が急上昇する。掠れ気味の声も、とろんとした瞳も色っぽくてドキドキしっぱなしだ。