スイーツ🍰ラブ〜幼馴染からのプロポーズ!?実は溺愛されてました〜
1・お父さんのケーキ?
「ショウコちゃん、おたんじょうびおめでとう!」
幼い姿の圭ちゃんがお祝いの言葉を言ってくれて、フルーツたっぷりのケーキをテーブルに置いた。
ケーキはとてもおいしそうだ。
「わぁ〜っ、ケーキだ!」
昔からスイーツが好きだった私は、心をウキウキさせて身を乗り出した。
「これ、ケイちゃんが作ったの!?」
「お、おう、まぁな」
圭ちゃんは照れながらも、鼻の下をこすって得意げに胸をそらした。
小さい声で「おかあさんに手伝ってもらったけど……」と言っていたけど、私は目の前のケーキに夢中だったので、特に気にせずに受け流した。
「すごーい! 将来は、パティシエさんだね!」
私のお父さんがパティシエだから、圭ちゃんもそうなるのかなって思った。
「ショウコ、ケーキ好きだもんな」
「うん、ケーキ大好き!」
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