屋上にて、君へ
「ちぃちゃん、確か今日ってギター王子が中庭に来る日じゃなかったっけ?」
シオたんが口をもぐもぐしながら言った。
「ああー! そうだそうだ、すっかり忘れてたよ」
「なによあんなのただベンチでうだうだ騒いでるだけじゃない」
梨佳が口を尖らせながら言った。
「とか言いつつもりっちゃんって毎回ちぃちゃんのあとついてくよね」
「出た。シオたんの的確なツッコミ!」
「ほっ、保護者よ! 千夏一人じゃほんと危なっかしいんだから」
おしとやかに口を押さえて笑うシオたんの隣で、梨佳が身を乗り出して弁解する。
「おっと、こうしちゃいられない。梨佳、シオたん、中庭へゴーだよー」
「おう!」
シオたんが口をもぐもぐしながら言った。
「ああー! そうだそうだ、すっかり忘れてたよ」
「なによあんなのただベンチでうだうだ騒いでるだけじゃない」
梨佳が口を尖らせながら言った。
「とか言いつつもりっちゃんって毎回ちぃちゃんのあとついてくよね」
「出た。シオたんの的確なツッコミ!」
「ほっ、保護者よ! 千夏一人じゃほんと危なっかしいんだから」
おしとやかに口を押さえて笑うシオたんの隣で、梨佳が身を乗り出して弁解する。
「おっと、こうしちゃいられない。梨佳、シオたん、中庭へゴーだよー」
「おう!」