極上CEOの執愛に今にも陥落しそうです~私、振られたはずですよね?

 「遠くから八雲さんが気に入るだけのことはある。なぁ母さん」
 「ほんと。どこへ出しても恥ずかしくないくらい綺麗よ、香奈」


 いくらなんでも贔屓目が過ぎると思いつつ、褒められればうれしい。


 「お父さんもお母さんもありがと」


 香奈はその場でゆっくりくるりと回り、鏡に映る自分をたしかめた。
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