快晴の陽だまり

プロローグ

高校に入学した。

望んで入った学校では無い。
私は第1志望校に落ちたのだ。まぁ高校に行けているだけマシと考えないとやってられない。

入学式も終わり初めてこれこら自分が1年間を過ごす教室に足を踏み入れた。


先生「それでは、初めにまずみんなの名前を呼ま
す。大きな声で返事をするように。」

先生「それでは出席番号一番…」

そろそろ私の番が回ってくる。
こういう初めの挨拶的なのが最初の印象を決める。できるだけ明るく返事をしよう。

先生「出席番号13番 灯織 紲」