恋とキスは背伸びして
軽井沢までは車で三時間程で着くらしく、途中で休憩を挟みながら一気に目的のホテルまで行くことになった。
立ち寄ったサービスエリアで、缶コーヒーとサンドイッチを買うと車に戻る。
「卓さん、はいどうぞ」
助手席の友香がかいがいしく、サンドイッチの包装紙を開けて食べやすくしてから卓に手渡す。
「ん、サンキュ」
前を向いて運転しながら、卓は友香の手からサンドイッチを受け取って食べる。
友香は次に缶コーヒーを開けて卓に手渡した。
なんとも言えない二人の様子に、後部座席の美怜は胸がドキドキする。
(なんだろう、この二人。息の合った、もはや夫婦みたいに打ち解けた雰囲気)
見ている自分の方が照れて真っ赤になっていると、同じように身を固くしている成瀬と目が合った。
ですよね?と言わんばかりの美怜のアイコンタクトに、成瀬も大きく頷く。
そんな美怜と成瀬もまた、夫婦のように言葉もなく気持ちを通い合わせていた。
立ち寄ったサービスエリアで、缶コーヒーとサンドイッチを買うと車に戻る。
「卓さん、はいどうぞ」
助手席の友香がかいがいしく、サンドイッチの包装紙を開けて食べやすくしてから卓に手渡す。
「ん、サンキュ」
前を向いて運転しながら、卓は友香の手からサンドイッチを受け取って食べる。
友香は次に缶コーヒーを開けて卓に手渡した。
なんとも言えない二人の様子に、後部座席の美怜は胸がドキドキする。
(なんだろう、この二人。息の合った、もはや夫婦みたいに打ち解けた雰囲気)
見ている自分の方が照れて真っ赤になっていると、同じように身を固くしている成瀬と目が合った。
ですよね?と言わんばかりの美怜のアイコンタクトに、成瀬も大きく頷く。
そんな美怜と成瀬もまた、夫婦のように言葉もなく気持ちを通い合わせていた。